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亜鉛ダイキャスト上の積層亜鉛ニッケルめっき

コラム2020.09.17

 

亜鉛ダイキャストに亜鉛ニッケルめっき?
新しい表面処理を提案いたします。

【製品概要】

一般的に、亜鉛ダイキャスト素材の表面処理には銅ニッケルクロムめっきが採用されていますが、これはシアンを使うために環境負荷が高く、さらに錆に強くないという問題があります。当社の亜鉛ニッケル合金めっきは、シアンフリーで、さらに錆に強いというアドバンテージがあります。

【基本性能】

亜鉛ダイキャスト素材に、当社独自のプロセスでストライクめっきと亜鉛ニッケル合金めっきの2層の処理を行います。この二重処理によって、めっきの密着性を確保できるため、めっき処理での不良発生を削減することができます。さらに、亜鉛ニッケル合金めっきは耐食性の高い表面処理であるため、塩水噴霧試験で白錆発生まで300時間以上という優れた性能を保持します。

【製品長所】

亜鉛ダイキャスト素材の一般的な表面処理は、銅ニッケルクロムめっきです。しかし銅ニッケルクロムめっきは、①めっき不良が出やすい、②錆に強くない。③シアンを使うため環境負荷が高い、という問題があります。当社は、ストライクめっき+亜鉛ニッケル合金めっきという独自の二重処理によって、これらの問題を解決します。当社の処理は、①二重処理で密着性を確保し、②錆に強い亜鉛ニッケル合金めっきを採用し、③シアンフリーで環境にやさしいプロセスとなってます。この亜鉛ダイキャスト向けの二重処理は特許出願中です。

【納入実績】

装置部品メーカーの塩害地特別モデルとして採用実績があります。また、電子機器メーカーより、シアンフリー表面処理として、現在採用を検討していただいております。

【想定される用途、業種・業態】

亜鉛ダイキャスト素材を取り扱うメーカーの、装飾性よりも防錆性や耐食性に重きを置いたラインナップとして、塩害地や屋外で使用されることを想定しています。また、今後めっき業界でシアンを取り扱う工場が減少することが推測されるため、それに代わる新しい表面処理として提案していきたいと考えます。

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